ミャンマーの国軍は民主派組織などとの戦闘について、4月2日から一時停止することを明らかにしました。

ミャンマーの国営テレビは、実権を握る国軍が2日、民主派組織などとの戦闘について、4月2日から22日まで一時停止すると発表しました。

3月28日に発生した地震で、国軍によりますと、これまでに3003人が死亡、4515人がけがをし、351人が安否不明となっていて、国営テレビは「救援や復興活動を速く進めるためだ」と報じています。

国軍に対抗する民主派組織NUG(国民統一政府)などが地震の発生を受けて停戦を発表しましたが、国軍は抵抗勢力の支配地域に対して空爆を続けていました。

医療スタッフを派遣した日本をはじめとする各国の医療チームなどが被災地全域で安全に活動するには、停戦の完全な履行が鍵となります。