フリマアプリは不要な物が高値で売れる、お得な掘り出し物に出会えることもあるが、「高く売る・安く買う」にはどうすればいいのか。

ネットオークション歴21年、フリマアプリ歴10年。取引した商品は7000点にのぼるという、“達人”の川崎さちえさんに、初心者でも実践できるコツを聞いた。

選ばれる商品はここが違う

まずは、出品するときのコツから紹介したい。

「最初に目に入るのは写真なので、商品をいかに魅力的に撮るかはすごく重要です。色合いが正しく伝わることを心がけてみてください」

川崎さちえさん
川崎さちえさん
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川崎さんによると、フリマアプリの利用者に選ばれるため、最も大切なのが商品の写真。過度な加工をしている、サイズ感が分からないと相手も購入に踏み切れないそうだ。

出品写真のOK例。白の背景と自然光での撮影がお勧め
出品写真のOK例。白の背景と自然光での撮影がお勧め

・白いシーツを敷くなどして、背景を白にする
・日光などの自然光を当ててみる
・自分が良いと思った写真の構図をまねする


こうした点を意識すると商品が見やすくなり、写真の完成度も変わるという。

こちらはNG例。暗さや過度な加工で商品本来の色が分からず、見切れてもいる
こちらはNG例。暗さや過度な加工で商品本来の色が分からず、見切れてもいる

「ブランド品ならロゴや特徴的なデザインの部分を写す、中古品なら傷や汚れのある箇所をしっかりと写すことも大事です」

商品の状態や情報をアピールしよう

商品の説明欄で、今の状態や情報を伝えることもポイント。新品なら未使用であること、中古品ならどれくらい使ったか、期間や回数を書きたいところだ。写真で伝わりにくいサイズや色、購入したお店の情報もあると良い。

(左)詳細な説明を載せるとグッド!(右)サイズやデザインなどがパッと分からない説明はNG
(左)詳細な説明を載せるとグッド!(右)サイズやデザインなどがパッと分からない説明はNG

価格設定は、極端に安いと“難あり”と見なされることもあるという。フリマアプリで似た商品を検索し、相場をチェックしよう。