そもそも、人間だれしもやる気が出ないことはありますし、うっかり忘れてしまうことは避けられません。

だから、忘れていたとしても、それは普通のことです。一言「ごめん」と言って謝れば済むこと。わざわざ弁解を試みて相手の心証を悪くする必要はないと思います。

世間にはなかなか謝罪しない人もいますが、非が明らかなのに「自分は正しい」と主張し続けることほど、他人を怒らせる態度はありません。

「ごめん」と謝ることが夫婦関係を長く維持していく(画像:イメージ)
「ごめん」と謝ることが夫婦関係を長く維持していく(画像:イメージ)

謝れない人は、自分はいつも完全無欠でないとダメだ、と思っているのかもしれません。

でも、人間はだれしも間違えます。間違いをしない人などはいません。

誤りを認めなければ、自分の名誉が保たれる、などということはありません。みんなはっきり言わないだけで、「この人は自分の誤りを認めない」と思われると、周囲からの評価がどんどん下がってしまい、相手にしてもらえなくなります。

そもそも夫婦関係において、誤りやトラブルがいっさいない、ということはありえません。長いつき合いの間、数々のトラブルに見舞われるのが普通です。

なのに「自分は誤りをおかしていない」とふんぞり返ってドヤ顔をしていては印象が良くありません。

自分の寛容な姿勢で相手も柔和に

「いつも正しい」という人は存在しません。そう主張する人は、きっと周囲から「謝らない傲慢な人だ」と眉をひそめられているのです。

むしろ細かいことでも謝罪したほうが、よほど好感度があがります。

一方、そもそも相手のミスをネチネチ追及しない姿勢も大事だと思います。