長野県上田市のアリオ上田に7月26日、注目のスーパー「ロピア」がオープンした。県内で初めての出店だ。コンセプトは「食のテーマパーク」でインパクトのある大容量の商品が並ぶ。開店前から1000人以上が列を作り、期待の高さを伺わせた。
開店前に1000人以上の列
26日の複合商業施設アリオ上田。開店前には1000人以上の行列が出来ていた。
午前5時に着き、午前6時半から並び始めたという市内に住む男性は「長野で一番（最初の店）なので、“長野一”をとりたくて」と話した。
お目当ては、県内初出店のスーパー「食生活 ラブラブ ロピア」。あまりの人の多さから予定を40分早めてオープンした。
神奈川県に本社を置く「ロピア」は、国内外でスーパーを展開している。アリオ上田店は、2025年1月に閉店した「イトーヨーカドー上田店」の跡に出店した。
ロピア 中島英則取締役は「長野、松本に次いで3番目の人口があり、私どもの大商圏型フォーマットに適しているかなと、アリオ上田店の出店を決めた」と述べた。
大容量の商品並ぶ「食のテーマパーク」
コンセプトは「食のテーマパーク」。
「本日の目玉品はキンメダイ！なんと1匹1000円！」
スタッフが威勢の良い声をあげる。
鮮魚や精肉など、それぞれの売り場をひとつの商店に見立て、チーフが仕入れから陳列、価格設定までを担う。同じ店舗の中でも競争を生み出し、より魅力的な店づくりにつなげる狙いがある。
商品にも特徴がある。本マグロの赤身や中トロ、大トロが一度に味わえる「生本鮪ブーメラン」（100ｇ540円）や、1キロを超える「ノルウェー産サーモン」（100ｇ270円）など、インパクトのある大容量の商品が並ぶ。
※いずれも価格や品ぞろえは、店舗・仕入れ状況により異なる
総菜コーナーでも「ローストビーフサラダ」や「シュリンプカクテル」など、4人家族をターゲットにした商品が多く並んでいた。
大容量で販売することで包装コストや作業時間を削減し、手ごろな価格を実現しているという。
買い物客は「いつオープンするのかと期待はすごくしていた。けっこう安くてびっくり、期待通り」、「楽しみにしてました。いろいろあって広くてびっくりしました、あと安い」とうれしそうに話した。
子連れの家族のお目当ては？
開店を心待ちにしていたという上田市の宮沢さん一家は、早速お目当ての寿司のコーナーへ。
宮沢さんは「お惣菜とかがおいしいってインスタとかで調べたので、それを楽しみにしてます。おすしとかね」と話した。
あまりの人気で、目玉商品でもある一貫売りの「寿司バイキング」は、多くがネタ切れに。子どもの好物といういくらの寿司がなかったため、パックの寿司を購入することに。その後もひとしきり店内を見て回った。
宮沢さんは「お肉の値段はけっこう安めだと思います」と、豚肉もかごに入れた。
試食コーナーも充実。
初めての「ロピア」の買い物に、宮沢さんの長男（5）は「たのしかった」と話した。
宮沢さんは「いろいろあって、種類もたくさんあって楽しいなと。たくさん買いすぎちゃいました。遊び心が、子どもにも飽きさせない工夫もあっていいなと。（今後も）利用させてもらおうかと思います」と話した。
「わくわくするお店を」
初日から大勢の客が訪れ期待の高さを伺わせた「ロピア」。アリオ上田の新たな核テナントとして、にぎわいを生み出していく。
ロピア 中島英則取締役は「お客様にお買い物して、楽しんでいただける、わくわくしていただけるお店をっていきたいつくっていきたい」と述べた。
（長野放送）
