長野市2日、横断歩道を渡る歩行者に車が突っ込む瞬間がカメラに捉えられた。歩行者のとっさの動きで接触は避けられたが、衝突寸前の非常に危険な状況だった。運転していたのは高齢の男性とみられ、その直後には歩行者に対して怒声を上げる場面もみられたという。撮影者は運転手の不適切な対応に憤りをこぼしている。
横断歩道で歩行者とあわや衝突
長野市で2日午後5時頃に撮影されたのは、横断歩道を渡る歩行者に突っ込む車の姿だった。
しかし、この直後、思わぬ展開が待ち構えていた。
夕方、帰宅の時間になった頃、信号のない横断歩道に差し掛かり、前の車が停車した。続いて撮影者の車も後ろに並んだ。

前の車は、左から来た歩行者に道を譲った様子だった。そこで歩行者は駆け足で横断歩道を渡っていた。
しかし、次の瞬間、反対車線から車が急接近してきた。
ぶつかると思いきや、歩行者のとっさの行動で最悪の事態は避けられた。歩行者は車から逃げるように全力ダッシュしていたのだ。

一方、車は急ブレーキで止まっていたが、その場所は横断歩道の真上だった。歩行者が4歩避けていなければ、接触していてもおかしくない場所だった。
撮影者は「完全に歩行者を見てなかったということですね」と語っている。また、撮影者によれば、車を運転していたのは70代くらいの男性だった。
運転手の対応「ありえない」
直後、撮影者はぶつかりかけた運転手の直後の行動に、憤りを覚えたという。

撮影者は、「歩行者さんに怒鳴っているような感じの声が聞こえたので、悪いのは運転手の方なのに、ちょっとありえないなみたいな」と話している。
もちろん横断歩道は歩行者が優先だが、運転手には歩行者が飛び出してきたと感じていたのかもしれない。
一部始終を見ていた撮影者は「横断歩道はいつでも止まれるように通行するのが一番。そこに尽きると思います」と語っている。
(「イット!」 7月27日放送より)