ゴミ出しとか、トイレットペーパーの補充だとか、そういった日々のルーティン、難易度が低いタスクだから、「いまやらなくたっていい」と軽く考えているのでしょう。

「いまやらなくてもいいのに、いちいちうるさいなあ」と内心では考えていても不思議ではありません。

「気づいているなら、いちいち人に言わず自分でやってくれよ」という気持ちさえ透けて見える気がします。

家事など互いに「やって当然」と思わない(画像:イメージ)
家事など互いに「やって当然」と思わない(画像:イメージ)

たしかに、人にやってもらうよりも、自分でやったほうがラクだったりします。人に指示を出すのは気も遣うし、反感を買うリスクもあるので、結構大変です。「やって当然」という顔をせず、丁寧にコミュニケーションを取っていくことが大事です。

もし本当に「リマインドや指示の言葉がほしい」と思っているなら、「言ってくれればやったのに」という言い方はやめて、「悪いけど、忘れちゃうからそのとき言ってくれたら嬉しい」などと言ってみてはいかがでしょうか。

「嬉しい」の一言があると、だいぶ印象が変わります。

「いまやろうと思ってた」は余計

「言ってくれればやったのに」に近いですが、「いまやろうと思ってた」も、カチンとくる言い方です。

こういう言い方をすると、「噓つくなよ」と思われてしまいます。本当はやるつもりだったとしても、このフレーズを使うと損をしてしまいます。

要するに、ただの言い訳にしか聞こえないのです。