アイスダンス転向のためフランスへ
類まれなる表現力に定評がある岩野は、2014年の全日本ノービスBで優勝。国際大会でも表彰台にのぼった。
その持ち前の才能は、世界的な振付師も目を見張るものだった。

2018年に全日本ジュニアで7位、2019年の同大会は8位の成績を収めたが、演技力を磨く一方で、ジャンプの技術は伸び悩んでいた。
そんな岩野は同じチームメイトで、憧れでもある高橋大輔さんの影響を受け、主戦場をシングルからアイスダンスに転向する決意をする。

そして、アイスダンスの基礎を学ぶために岩野はフランスへ向かった。
しかし、新型コロナウイルスの時期と被りパートナーも見つからず、いつの間にかスケートから3年半離れていた。
当時のことを岩野はこう振り返った。