茨城・結城市で7月27日夜、ゲリラ豪雨による冠水でドライバーが危険な状況に直面した。冠水に気付かずに突っ込んでしまった車は、車内に水が侵入したものの、慎重に前進し、なんとか冠水道路を脱出した。JAFは冠水時の対応として、引き返すことを推奨している。
冠水気づかず…大量の水が襲いかかる
茨城・結城市で7月27日午後7時頃、台風が迫る中、誰しもが陥る可能性がある危険な瞬間をカメラが捉えた。
この記事の画像(12枚)突発的なゲリラ豪雨に襲われる中、暗くなった空を雷が激しく照らし、路肩に溜まった大量の水が、水しぶきとなって舞い上がった。
この時はまだ、道路の白線がはっきりと確認でき、冠水している様子はなかった。しかし、突如大量の水が、ドライバーの車に襲いかかった。冠水に全く気が付かないまま、突っ込んでしまったのだ。
大量の水を掻き分け、慎重に前進する車は、フロント部分まで水が来ているのが確認できた。この時、バンパーの一部が外れ、車内にも水が少し入ってきていたという。
その後、なんとか冠水道路を脱出したドライバーは「あんなに水が溜まっていると頭になかった…。焦って止まってもいいことはないので、抜けられるかどうかにかけた」と振り返る。
冠水時の対応「後ろを確認し引き返すべき」
ドライバーによると、後ろにあるエンジンが浸水する可能性があり、戻るに戻れず一か八か、前に進むしかなかったという。
目の前の冠水した道路に気がつかないまま、突っ込んでしまった場合どうすればいいのか?
JAFによると、冠水した道路は、どこで深くなっているか分からないため、前に進むのではなく、後ろを確認した上で、引き返した方がよいという。
(「イット!」 8月15日放送より)
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