記録的な円安は、ゴールデンウイークに海外旅行に出かける人たちにとっては由々しき事態だ。

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そんな中、「今年のGW、今からハワイに行くのがお得なんです!」という専門家がいた。ハワイがお得感のある“意外な穴場”だという理由とはーー。

専門家「ハワイ旅行の飛行機の座席が余っている」

ハワイにはゴールデンウイークを前に、一足早くハワイ入りした日本人観光客の姿があった。
しかし聞こえてきたのは…

日本人観光客:
飛行機はガラガラ。日本人は割と少ない。

1ドル=155円を超えた円安の影響が、日本人旅行者によるハワイ観光にもあらわれているのだろうか。今年のゴールデンウイークの状況について聞いてみた。

ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ  アジア地区広報マネージャー・塙 麻衣子さん:
コロナ前は、ゴールデンウイークは満室になっていることも多かった。今年は多少余裕がある状況。少なからず円安の影響もあると思います。

加速する円安が、“逆風”となっているハワイ旅行。しかし、そうだからこそ、ハワイがお得感のある“穴場”になっているという。

航空・旅行アナリスト  鳥海高太朗さん:
ゴールデンウイークのハワイ旅行の飛行機の座席が余ってしまっている。その空席を埋めるべく、各航空会社が料金を下げて販売している状況。

余った席を大安売り?

そこで旅行会社を取材すると、まだ予約が可能な、5月4日・成田空港発ハワイ5日間のツアーが15万9800円という破格の値段で販売されていた。

旅工房 広報 間野恵理香さん:
ゴールデンウイーク直前になって、2000~3000円から最大4万円ほど安くなったツアーもある。

さらにホノルルのヒルトンホテルでは、ゴールデンウイーク期間中に異例の最大50%オフセールを実施していた。

そして、円安の影響を受ける滞在中のレジャー費用も“節約”可能。

ドルフィン&ユー  セールスマネージャー・竹村利生さん:
シュノーケリングでウミガメと一緒に泳いだり、魚を見たりするツアーです。

この会社では、大人1人125ドル(日本円で約1万9300円)、子ども99ドル(同約1万5300円)の「ウミガメと泳ぐツアー」などが、ゴールデンウイーク中も20%オフ。

1人当たり約4000円安くなり、1ドル=124円の感覚でマリンレジャーを楽しめる。

円安だから、穴場となるハワイ。夏休みに向けても、“十分アリ”な選択肢となるかもしれない。
(「イット!」 4月25日放送より)