能登半島地震で被災した奥能登地方では病院職員も被災し、4人に1人が退職するという病院も出てきている。復旧が長期化する中、対策が求められている。

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酒井麻衣記者:
石川県珠洲市の珠洲市総合病院では、今朝から外来の患者が多く訪れています

珠洲市唯一の総合病院は入院患者のほとんどを金沢市などの医療機関に移し、外来の診療を再開しているが、診療体制の維持に不安を抱えている。

珠洲市総合病院 石井和公事務局長:
今年いっぱいで120人中20人の看護師が辞める。医療の人的資源においても心配になっている。

その状況は別の病院でも…。

市立輪島病院 河﨑国幸事務部長:
地震でそこから辞めなきゃいけない人が30人、4月以降は頭数(看護師の人数)は100人くらいになる予定

職員の中には自宅が被災し、病院に寝泊りしながら勤務を続けるスタッフもいて、早急な支援が求められている。

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