今シーズンは雪が少ない山形県内だが、米沢市で伝統のまつりの準備がスタートした。2月10日~11日に開催される「上杉雪灯篭まつり」に向けて、灯篭作りになどに使う雪の運搬作業が5日の朝から始まった。

雪灯篭まつりの“頼みの綱”運搬開始

2024年の「上杉雪灯篭まつり」は、2月10日・11日に開催される。

「西吾妻スカイバレー」から雪をトラックで運搬する様子
「西吾妻スカイバレー」から雪をトラックで運搬する様子
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実行委員会は記録的な雪不足を受け、灯篭の数を当初予定していた180基から半分以下の75基に減らして開催すると発表した。

灯篭の数を大幅に減らしても、まつり会場に積もっている雪では足りず、5日と6日の2日間で山形県と福島県を結ぶ山岳道路「西吾妻スカイバレー」から10トントラック105台分・約1,000トンの雪を運ぶことにした。12台のトラックをフル稼働させ、大量の雪をまつり会場へと運ぶ。

「上杉雪灯篭まつり」の会場に雪を運搬している様子
「上杉雪灯篭まつり」の会場に雪を運搬している様子

西吾妻スカイバレーの積雪は80cmほどで、例年よりはかなり少ないということだが、それでもこの大量の雪が米沢の冬の風物詩の”頼みの綱”となっている。

まつり会場の上杉神社周辺の積雪の深さは、約10cm(5日時点)。関係者たちは西吾妻から届いた“頼みの綱”を、雪灯篭の設置場所に運ぶ作業に追われていた。

米沢市観光課・堀内友博課長補佐:
雪灯篭まつりなので、雪灯篭は必須。雪が少なくてもこちらの雪を確保して、雪灯篭まつりを成功させたい

6日も行われた雪の運搬作業に加え、まつり会場では5日夜から企業や市民グループによる雪灯篭作りが始まった。

(さくらんぼテレビ)

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