原油高騰でクリーニング店が値上げせざるを得ない状況になっている。ドライクリーニングには大量の油が必要で包装ビニールやハンガーは石油系の製品だからだ。衣替えの繁忙期にさらに値上げの可能性があるという。

「ドライ洗い」では油を大量に使用

佐賀県内に25店舗を展開するクリーニング店「中島クリーニング」。佐賀市の工場では1日に2000点から3000点のクリーニングを扱っている。

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クリーニングでは、衣類が縮まないようにほとんどが水洗いではなく「ドライ洗い」。油を大量に使うという。

中島クリーニング 北島繁 西与賀工場主任:
ドライ機械では油を約10リットル使う。ドライは油で洗う

原油高騰の影響でこのクリーニング店では3月から値上げに踏み切った。ジャケットが825円から847円、ズボンが605円から627円になるなど、約20円の値上げだ。

包装ビニール・ハンガーも“石油系”

原油の高騰の影響を受けているのはドライ洗いに使う油だけではない。

中島クリーニング 北島繁 西与賀工場主任:
完成したものをお客さんに渡すために使う包装ビニールとハンガー。ほとんどが石油系で作られているので値上がりする

ハンガーは高いもので1本約30円。多い日には1800本を使うため原油価格の高騰による値上げは大きな負担となっている。

衣替えの繁忙期だが…さらに値上げも

店では客にハンガーのリサイクルも呼びかけている。

中島クリーニング 北島繁 西与賀工場主任:
お客さんも仕方ないねと言ってもらえる。お客さんもクリーニングに出すものを選択していると思う。家で洗えるものは家で洗う形になっている。早く値下がりして価格が落ち着いてくれればと思っている

まもなく衣替えの繁忙期を迎えるクリーニング店。この店では、6月ごろまでは現状の価格を維持したいとしているが、今後の情勢次第では再び値上げも検討せざるを得ない状況だという。

サガテレビ
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