能登半島地震の被災地、石川・七尾市を支援しようと、福井の建設業会がブルーシートを寄付した。家屋が傾いたことで雨漏り被害が多数発生し、それを防ぐため、ブルーシートが不足しているという。
応援協定を結ぶ福井・越前市は、市民からの提供を呼びかけている。

建設業会がブルーシート500枚を寄付

越前市は2011年から、七尾市と災害時相互応援協定を結んでいる。七尾市の要請を受けて、これまでに約600枚のブルーシートや飲料水2リットル180本を届けた。

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ただ今もなお、被害を受けた家屋などを保護するためのブルーシートが不足しており、市民に提供を呼びかけている。

こうした中、越前市建設業会が23日、越前市役所にブルーシート500枚を寄付した。

越前市建設業会は20日に現地視察し、七尾市長から水が足りないといった現状を聞いた。さらに実際に建物の被害を目の当たりにし、ブルーシートの必要性を感じたという。

越前市建設業会・山本達雄会長:
屋根は崩壊していないが雨漏りがすごい。われわれ業会が少しずつ出し合って、ブルーシートを送ろうと決めた

ブルーシートの提供 1月末まで受付

越前市は現在、七尾市に4人の職員を交代で常駐させ、支援物資は派遣される職員が随時、運んでいる。

越前市防災危機管理課・大谷芳範課長:
七尾市から、ブルーシートは今後も必要ということで、今月いっぱいは提供を呼びかける

越前市はブルーシートの提供について、新品でサイズが縦5.4メートル、横3.6メートル以上のものに限り、1月末まで受け付けている。受付場所は越前市役所のほか、今立総合支所、南越消防組合中消防署の3カ所。

このほか断水状態が続き、生活用水も足りていない。越前市は1月30日から2月3日まで給水車を派遣し支援する。

(福井テレビ)

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