11月に入り、気温が大きく下がっているが、石油ストーブの使い方に注意が必要だ。
給油口のふた 締め付けの確認を
突然炎上した石油ストーブ。製品事故を調査する機関「NITE」が公開した実験映像だ。
この記事の画像(9枚)灯油ではなく、ガソリンを誤って給油したことで爆発が起きた。
また、石油ストーブの底にホコリが溜まったことで発生した火災もある。
空気の流入が阻害されて燃焼空気量が不足し、ストーブの火の吹き返しで、堆積しているホコリに引火していた。
NITEによると、2022年度までの5年間で報告されたストーブなどの事故のうち、調査が終了したものは233件で、「誤った使い方や不注意」によるものが半数ほどの115件を占めている。
そのうち最も多いのが、灯油がこぼれて引火。給油口のふたの締め付けが弱く、漏れた灯油に引火するケースだ。
最近の製品は音などで正しく締まっているかがわかるようになっているため、しっかり確認が必要だ。
ほかにも、近くに洗濯物を干すと落下し引火するケースもある。可燃物は絶対近くに置いてはいけない。
これから一段と寒さが強まるが、ストーブの使い方を確認しよう。
(東海テレビ)