熱戦が続くミラノ・コルティナオリンピック。日本勢のメダルラッシュに沸く中、男子モーグルの金メダル候補・堀島行真選手が10日、いよいよ予選に登場します。悲願の金メダルへ、地元・岐阜からも熱いエールが送られています。
■本番に向け順調…姉は「楽しんで滑ってほしい」
日本時間9日夜、男子モーグルの会場で行われた公開練習に登場したのは、岐阜県池田町出身の堀島行真選手(28)です。
堀島選手の代名詞、大技「コーク1440」を決めるなど、本番に向け仕上がりは順調です。
堀島選手:
「まず体のコンディションはすごく良い状態が続いている。次何が起こるかというのがわかっている状態で日々過ごせているので、そういった対策は自分にとって助かっているなと思っています」
4年前は銅メダル、今回は表彰台の頂点へ。地元・岐阜では早くも盛り上がっています。
堀島選手の故郷・池田町の総合体育館には、応援ボードが設置され、既にメッセージで隙間なく、埋まっていました。

中には堀島選手の母親からの「自分の進む道をまっすぐに」というメッセージもあります。取材中には、堀島選手の姉で元モーグル選手の有紗さんと出会うことができました。

姉・有紗さん:
「弟は『天才』と言われがちなんですけど、『天才』と私は思っていなくて、『絶対にこれをやるぞ』と決めたら、そこに向かってやり切る強さを持ってますし、先ほどメッセージボードにも書かせていただいたんですけど、本当に楽しんで滑ってほしいなっていうのが一番で、最後笑顔でゴールしてくれればいいなと思っています」
■地元で愛されて…長年の「夢」金メダルへ
池田町内の道の駅にも“応援スポット”があります。
道の駅池田温泉 寺田直樹駅長:
「基本的には写真とかではなくて、チョークアートという形のもので描いてもらっています」

堀島選手をチョークアートで応援するボードには、メッセ―ジを書くスペースもありますが、すぐにいっぱいになります。2日前も消したそうで、その都度、堀島選手にLINEで写真を送っています。
地元の人:
「まさかここに書ける所があるなんて。嬉しいですよね。『いっ君応援してるよ、コルティナ充分楽しんでください』って」
手がけたのは、大垣市のチョークアーティスト・稲川ひろみさん(53)です。

稲川さん:
「雪のしぶきやポーズとか、スキーを滑っている躍動感や動きが伝わるように」
これまでも北京オリンピックで銅メダルを獲得した時など、チョークアートで堀島選手を応援してきました。
稲川さん:
「金メダル取ったらまた描き換えますので、ぜひ頑張っていただきたいです」
池田町の隣、大垣市にも人気の「堀島グッズ」があります。
田中亜希子さん:
「コーク1440のイラストと行真選手のサインをかたどったものがプリントされてオリジナルになっています」
堀島選手を応援するその名も『行真がいく』せんべい缶を手掛けたのは、創業167年の老舗「田中屋せんべい総本家」です。

『行真が行く』は、モーグルをイメージしていて、敷き詰められたのは、白銀の雪をイメージした素焼きせんべい。
モーグルのコースにあるコブをイメージしたという四ツ折のみそ入りせんべいも。
元スキー・エアリアルの選手で、堀島選手との交流がある田中社長肝いりの商品です。

田中裕介社長:
「前回の北京オリンピックの時に応援せんべいを作って、銅メダルを獲得してくれたということで、今回も応援せんべいを作ってさらに結果が出ればうれしいなと思って」
2月から店頭に並べられましたが、予想以上に売れているそうです。
購入客:
「顔もかっこいいし大ファンです。応援の気持ちも込めて買わせて頂きました」
「応援しているので。金をね(期待)」
地元の期待を一身に受ける堀島選手。中学3年生の時に書いた未来の自分に宛てた手紙にはこう記されていました。
「僕は必ずオリンピックで金メダルをとります」
十数年越しの夢をついに叶えるときがやってきました。
堀島選手:
「自分にプレッシャーがかかる状態になるので、あえてこのタイミングでは自分の目標は言わないようにしたいと思うんですけど、皆さんの思っているところをしっかりと目指して頑張りたいと思います」
