自覚症状ないまま、筋肉が“壊死”することも…

防寒着だけでは耐えられないほどの寒い日が続いている。使い捨てカイロや湯たんぽを使っている方も多いのではないだろうか。
そうした“発熱体”を使う方には注意してほしいことがある。「低温ヤケド」だ。

低温ヤケドとは、体温より少し温かい発熱体に、皮膚の同じところが長時間接することで起こるヤケドのこと。カイロ、湯たんぽ、電気毛布、あんか、ストーブなどで起きる事がある。

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発熱体の温度が44度の場合で3~4時間、46度で1時間弱、50度では3分弱で発症するといわれている。心地よく感じる温度でも、意外と短時間で低温ヤケドを発症してしまう。

低温ヤケドは、痛みなどの自覚症状を伴わない事も多く、皮膚の深い組織まで損傷し筋肉が壊死する事もある。

低温ヤケドを防ぐために、まず注意すべきは、長時間同じ部位を温めないこと。例えば、寝る時に湯たんぽや電気毛布を使う場合は、布団を温めるだけで取り出すなど、直接肌を温めないように工夫する必要がある。

(東海テレビ)

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