山形県は、庄内地方の男女4人が毒キノコ「ツキヨタケ」を誤って食べ、食中毒になったと発表した。県内での毒キノコによる食中毒は今シーズン初めて。

ヒラタケとしてもらい食べたら吐き気

食中毒になったのは、庄内地方に住む70代の男女計4人。

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県によると、4人は男女2人ずつの知人同士で、東田川郡に住む2人は10月22日、鶴岡市の知人が山で採ったキノコを「ヒラタケ」だとして譲り受け、昼にみそ汁に入れて食べたという。

約1時間後から吐き気などの症状を訴え、医療機関を受診した。

また、鶴岡市の2人も22日の昼にキノコを食べ、吐き気などの症状を訴えたという。

4人のうちの1人が入院したが、全員快方に向かっている。

毒キノコ「ツキヨタケ」での食中毒

庄内保健所が食べずに残っていたキノコを調べた結果、ツキヨタケが確認され、県は毒キノコを誤って食べたことによる食中毒と断定した。

県内での毒キノコによる食中毒は今シーズン初めてとなる。

食中毒の発生を受け、県は、山で知らないキノコ・不安を感じるキノコを採らないことや、安易に人に譲り渡したりしないよう、県民に対し注意を呼びかけている。

(さくらんぼテレビ)

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