ドローンやロボットなどの技術を使い、農業の生産性の向上を図る「スマート農業技術」の活用で、県内3つの事業者が国から認定を受けた。県内での認定数は10件となり、全国トップとなった。
17日、山形市の東北農政局で「スマート農業」の認定を受けたのは、天童市のやまがたさくらぼファーム。
スマート農業技術の活用促進法は、農業の担い手不足や高齢化などに対応するため、ドローンやロボットなどの技術を活用し、生産性の向上に取り組む事業者を支援するため、2024年に国が導入した制度。
今回認定を受けたやまがたさくらんぼファームでは、約5年前から7ヘクタールあるサクランボの園地でロボットを使って草刈りを行っている。
現在は8台の草刈ロボットを使って園地の草刈りをしていて、果樹園の職員2人だけで草刈り作業を終わらせているという。
今回、3つの事業者が認定を受けたことで、県内で「スマート農業」に認定されたのは計10事業者となり、全国でトップの認定数となった。
(やまがたさくらんぼファーム・矢萩美智社長)
「離農する人が大変多くて、われわれのところに『農地を買ってほしい』『借りてほしい』というお願いが多くなっていて、“スマート農業を導入して拡大をしていかないと山形の美しい果樹園を守っていけない”という危機感を強く持っている」
矢萩社長は、「スマート農業が普及していない果樹栽培は離農や遊休農地が増えている」と指摘する。
今回認定を受けたことで、矢萩社長は、国からの資金面の補助などを活用し、最新のロボット草刈機を導入するなどし、効率的な農園作りをさらに前へ進めたい考え。
(やまがたさくらんぼファーム・矢萩美智社長)
「ロボットが収穫・選果してくれる、そんな時代がいつか来ると思う。それをやっていくことで、子どもたちが将来農業を職業にしたいと思える、そんな子たちを増やすためにも私はやらなければいけない」
サクランボのような果樹が「スマート農業」として認定を受けたのは県内で初めてだという。
国からのスマート農業技術の支援は、今後10年間受けられる。