8月23日に王位のタイトル4連覇を果たした愛知・瀬戸市出身の藤井聡太七冠が、一夜明け防衛の喜びを語った。次なる目標は前人未到の「八冠」だ。
王位防衛の翌日は「関西囲碁将棋記者クラブ賞」の授賞式も
藤井七冠:
来週から王座戦が始まるということで、自然体で対局に臨めればいいのかなと思っています
徳島で行われた王位戦第5局を制し、見事防衛に成功した藤井七冠。

一夜明けた24日に徳島で会見を行い、前人未到の八冠へ向け、王座挑戦への意気込みを語った。
藤井七冠:
八冠に挑戦する機会を得られたのは、本当に光栄なことだと思っています。結果を意識し過ぎずに集中して対局に臨んで、その中で何かやれることがあればという気持ちで臨みたいと思っています
藤井七冠は、会見の5時間後、大阪の関西将棋会館へ向かった。

藤井七冠が表彰を受けたのは「関西囲碁将棋記者クラブ賞」で、2022年度に活躍した棋士に贈られる賞だ。藤井七冠は棋王を防衛し六冠達成し、さらに一般棋戦でもすべて優勝するという輝かしい成績を収めたということで、今回の表彰に至った。

話題は、2024年秋に大阪・高槻市に移転予定の関西将棋会館の話に。
藤井七冠:
奨励会も関西で小学4年生の頃から通っていたことになるので、思い出深い場所でもありますし、新しく会館が移転するのは寂しさもあります

Q.新しい将棋会館に臨むことは?
藤井七冠:
おそらく設計は決まっていると思うので、今から変更するのは難しいかと思うんですけど(笑)。新しい所に移転するということで、地元の方や多くの方に気軽に立ち寄ってもらえるような空間になればいいのかなと思っています
前人未到の八冠へ、王座戦の第1局は8月31日からだ。
(東海テレビ)