山形・長井市のクリーニング店が新たなサービスを始める。お客が預けた衣類をクリーニングしてネット販売するもので、循環型社会の先進事例として注目されている。

循環型社会に寄り添った“新しいビジネス”

新たな取り組みを始めるのは、長井市に本社があるマルセンクリーニング。

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このクリーニング店では、季節モノの衣類を一定期間預かる「保管クリーニング」というサービスを行っているが、今回、新たなビジネスとして目をつけたのは、預かった衣類を販売する「売れるクリーニング」、その名も「売れクリ」だ。

お客さんが希望した商品を販売するもので、「どうしても売りたい」ではなく「もし欲しい人がいるなら」と気軽に登録できるのが大きな魅力。

マルセンクリーニング・後藤賢一社長:
クリーニングに出すものは“1軍”の商品。“1軍”から外れても良いという商品が売れれば御の字。売れなくてもきれいにして着ようと思っていたものだから、また戻ってくれば良い

売り手と買い手をつなぐクリーニング店の挑戦は、SDGsの取り組みが広がる今の時代の新ビジネスとして注目されそうだ。

マルセンクリーニング・後藤賢一社長:
世の中で廃棄される洋服は年間に何万トンとある。SDGs・循環型の社会が望まれる中、洋服のリサイクル・リユースというところでクリーニング業として貢献できないか。時代の風を感じている

マルセンクリーニングでは、販売を希望する人が一定数そろった段階で、購入希望者に向けた専用サイトを公開することにしている。

(さくらんぼテレビ)

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