3連休の最終日となった、7月17日。愛知県豊田市などで体温を超える“命に関わる暑さ”を観測。今年最多となる全国195地点で猛暑日となりました。

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35℃を超え猛暑日となった東京。東京消防庁によると、東京都内では17日午後9時時点で、熱中症の疑いで6歳から95歳の男女あわせて103人が救急搬送されました。

列島各所が猛暑日となったこの日、「めざまし8」が取材に向かったのは、東京から最も近い「避暑地」ともいわれている涼しい街・千葉県勝浦市。

ディレクター:
午後2時過ぎ、勝浦市の海水浴場に来ています。手元の温度計は39℃を超えています。

観光客:
めちゃめちゃ暑いです。砂も熱くて…。避暑地にならないっていうか…。

房総半島の外側に位置する勝浦市は、海から吹く風の影響で、1906年の観測開始以降100年以上に渡って、一度も35℃を超える猛暑日になったことがありません。
その勝浦が、きのう猛暑日にあと0.5℃に迫る、34.5℃を記録したのです。2022年7月に記録した30.5℃を4℃も更新しました。

ディレクター:
あちらのご家族は、わずかな日陰で今休んでいますね。

千葉市からの観光客:
めちゃめちゃ暑いです。キャンプの食材の残りとかも車に置いたらダメになるから、わざわざ全部クーラーボックスにいれて運んで。外に置いておいた方がいいと思って。

避暑地、勝浦でキャンプを楽しむはずが、食材の心配をするほどの暑さに。

観光客を迎える土産店を取材すると…。

ディレクター:
こちらのお土産屋さんも、「換気中でドアを開けています」と書いていますが、もはや閉めていますね。冷房中ということで。

駅前の別の土産店では、冷房に加えてうちわを使って涼を取っていました。

ディレクター:
エアコンつけていても うちわは欠かせない?

土産店店員:
暑いときはね。汗かいちゃうもんね。この中でもね。エアコンつけているけども、効かなくなっちゃう。人の出入りでね。

勝浦市の16日の最高気温は27.7℃。前日より6℃以上も上昇していました。なぜ、急激に気温が上昇したのでしょうか? 天達気象予報士に聞きました。

天達気象予報士:
勝浦周辺って、実は海がすごく深いんです。だから海水温が低い。通常ですとこの時期海風がどんどん入ってきて冷たい海水の上を通ってくるので、避暑地のようになるんですが、17日の場合は、日本列島の特に関東が高気圧に覆われたので大気が安定してしまったんですね。
つまり風すら吹かないという。そういう状況になったので、勝浦では、あり得ないような暑さになりました。

勝浦のかつてない暑さは、地元の人たちの暮らしにも大きな影響を与えていました。

ディレクター:
あちらの住民の男性は家の日陰に入って涼んでいますね。

勝浦市民:
日陰じゃないといられないし、風に当たりたいから外に…。きょう暑い、一番暑い!勝浦も“灼熱の勝浦”になってきた。

熱がこもる家の中より、少しでも風通しがいい日陰で涼んでいるといいます。

さらに、めざまし8では、生まれてからずっと勝浦で暮らしているという82歳の男性の自宅を取材させてもらいました。見せてくれたのは、「石油ストーブ」。

Q.いつまで使っていた?
勝浦市民(82):
6月初め頃かな。ここは風があるからさ。涼しいんだよ。

Q.(例年は)7~8月でも寒いことがある?
勝浦市民(82):
あるよ。

1カ月前までストーブを使うほどの涼しさだったといいますが、この暑さで男性は初めてエアコンをつけたそうです。

Q.エアコンは今年初めてつけたのですか?
勝浦市民(82):
エアコンをつけたのは初めて。今日が一番暑かったもん。(外は)歩けない!(出歩くなら)夕方5時過ぎ。暑いから。

「涼しい街」勝浦を襲った記録的な暑さ。17日はギリギリで猛暑日とはなりませんでしたが、勝浦でもこの先猛暑に注意が必要です。

(めざまし8 7月18日放送)