山形・山寺中学校の生徒が、自分たちで育てた紅花を収穫した。畑の草取りなどを行い、これまで大切に見守ってきた花たちは“東京の仲間”にプレゼントされる。

「へき地教育」でつながった仲間へ

山寺の紅花畑にやってきたのは、地元・山寺中学校の3年生。

この記事の画像(5枚)

紅花特有のトゲに戸惑いながらも、熱心に摘み採るのには理由があった。

小規模校などを対象にした「へき地教育」を考える全国大会をきっかけに始まった、東京・式根島中学校との交流。これまで2回、オンラインでお互いの地域の魅力を伝えてきた。

そうしたつながりから、2023年の修学旅行先には仲間たちが住む島を選び、収穫した紅花をプレゼントとして持参することにした。摘み取った紅花をラッピングし、メッセージを添えれば完成だ。

山寺中学校の生徒:
とげが刺さってけっこう痛かったが、式根島に贈ると考えると頑張れた

山寺中学校の生徒:
できあがって、草取りも頑張って良かったと思った

山寺中学校の生徒:
摘んで集めていったら花束みたいになって、達成感があってすごくうれしくなった

交流を通じて「地元の良さ」感じてほしい

山形市立山寺中学校・高橋郁子校長:
人との関わりが増えてきたことによって、学んできたことが間違いではないことが分かったよう。外に出て、なお一層分かると思うので、式根島中の子どもたちと交流し、さらに山寺の良さを実感して戻ってきたい

山寺中学校の3年生たちは7月5日に出発し、式根島中学校の仲間と初めて顔を合わせることになっている。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
さくらんぼテレビ

山形の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。