30年前に山形・真室川町の山の中で見つかった600万年前の「マムロガワクジラ」の化石。その発掘現場で、子どもたちが化石探しを楽しんだ。
クジラのほか貝・アシカの化石も発見

マムロガワクジラは、1994年ごろ、真室川町大沢で発掘された600万年前の化石。
当時この場所が海だったことを示す貴重な発見とされ、町は4年前から発掘ツアーを企画している。

新型コロナウイルスの影響で開催を見送った年もあったが、今回、久しぶりに多くの参加者を募り開催された。

ツアーには当時の発掘に携わった県立博物館の職員も同行し、「この周辺ではクジラだけでなく、貝やアシカの化石も見つかっている」などと解説しながら、発掘のコツを伝授していた。

子どもたちは“大発見”を夢見て、目を輝かせながら土を掘り進めていた。
子ども:
何か出ました!巻貝!?

博物館職員:
巻貝です。間違いない。珍しい
子ども:
うれしいです
子ども:
8月におばあちゃんの家に持って行って自慢する

町では、7月19日から9月24日まで、県立博物館に保管されているマムロガワクジラの「おかえりなさい展」も企画していて、担当者は「子どもたちにとって夏休みの学習の場にもなる。真室川町の魅力の一端を多くの人に知ってほしい」と話している。
(さくらんぼテレビ)