山形・酒田の料亭の味を若い世代にも知ってもらい誘客につなげようと、酒田市内の企業で6月29日、「料亭コラボランチ」が販売された。果たしてそのお味は?

地元料亭の味を若い世代にも

6月29日、1日限定で販売された「料亭コラボランチ」。酒田市内の老舗料亭「香梅咲(かめざき)」が提供したもので、味噌麹焼きのサーモンや酒塩煮のエビなどは地元で採れたものを使用し、文化庁の100年フードにも認定された「むきそば」もついている。

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今回の取り組みは、酒田の産業振興に取り組む酒田DMOが調理師組合などと協力して実施したもので、若い世代の女性従業員が多い市内の企業で、80食限定・1食税込400円で提供された。

50代以上が主な客層の市内の料亭の味を若い世代にも知ってもらいファンを増やすことが狙いで、29日はランチの時間に合わせて注文が相次ぎ、その味を楽しんでいた。

実際に注文した若い人からは、「上品な味」、「大学卒業したばかりで、豪華なご飯を食べられるとは思ってもみなかったのでうれしい」、「ランチで求めやすい価格でお試しできて、実際に行ってみたいと思った」などの声があがった。

酒田DMO・小林和也さん:
1人でも多くの方に店舗(料亭・割烹)に足を運んでもらう取り組みにつなげたい

料亭コラボランチは、今後市内の別の企業でも実施し、酒田の伝統文化を盛り上げて行く予定だという。

(さくらんぼテレビ)

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