山形市教育委員会は、市立中学校の50代の男性教諭が酒気帯び運転で検挙されたと発表した。山形県内では、2023年3月と4月にも中学校教員の飲酒運転があり、再発防止の取り組みが進められている中での中学校教員による飲酒運転となった。

ことし3月と4月にも教員の飲酒運転

6月20日午後4時ごろ、会見を開いた山形市教委によると、酒気帯び運転で検挙されたのは、山形市の市立中学校に勤務する50代の男性教諭だという。

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男性教諭は18日、市の中体連のあと、午後4時ごろ学校に戻って着替え、洗濯をするため70ccの小型バイクでコインランドリーに向かった。洗濯をしている間に、家で飲むためドラッグストアで350mlの缶酎ハイ2本を買ったが、暑かったため近くの公園で飲んだという。

その後、洗濯を終え、男性教諭はバイクに乗って自宅に帰る途中の午後5時ごろ、山形市銅町で縁石に乗り上げる自損事故を起こし、警察の飲酒検知で酒気帯び運転が発覚し検挙された。

男性教諭は現在自宅謹慎中で、「取り返しのつかないことをした。多くの人に迷惑をかけてしまった」と話しているという。

県内では、2023年3月と4月にも中学校教員の飲酒運転があり、再発防止策が徹底されているはずだった。

山形市教育委員会・金沢智也教育長:
さまざまな会で話してきた。校長会でも「頑張らないといけない」と話してきたので悔しいのと情けない。子どもたちに指導している立場の人間が、それができない…。本当に情けない

17日(土)・18日(日)は中体連があったため、山形市の中学校は20日まで休みで、教員の飲酒運転は21日に生徒や保護者に伝えられるという。

(さくらんぼテレビ)

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