山形・尾花沢市で6月18日から19日朝にかけ、二度、同じ畑の収穫間近のサクランボがクマに食べられる被害があった。この地域はサクランボやスイカの栽培が盛んで、過去にもクマによる食害があった場所だった。
クマによる食害 実は過去にも
実が食べられ、軸だけが残ったサクランボの木。木の下には折られた枝が無残な姿で残っていた。
この記事の画像(6枚)クマによる食害があったのは、尾花沢市名木沢のサクランボ畑。18日午後1時半ごろ、農作業中の70代の男性が、枝が折られ軸が残ったままの8本の木を発見した。
警察によると、被害にあったサクランボは約2kgで、木に残された爪痕や周辺に残されたフンからクマによる食害と断定された。けが人はいなかった。
近所の人:
クマは2~3回はここに来ている。毎年ではないけど
―サクランボを狙いに?
近所の人:
そう。ここで1回悲鳴あがった。スイカ・サクランボがあるからどうしても
また、この畑では19日午前5時半ごろにも、サクランボ3kgがクマに食い荒らされる被害が確認された。現場はJR芦沢駅から南西に約420メートル離れた場所で、周辺には住宅が点在している。
警察はパトカーを出動させ、地域住民に注意を呼び掛けている。
(さくらんぼテレビ)