6月12日、山形・村山市で収穫前のサクランボ約30kgがクマに食べられているのが見つかった。県内でのサクランボの食害は今シーズン初めてとなる。
“食べ尽くされた”…フンの中からサクランボの種
白田貴彦アナウンサー:
被害にあった園地は、山のすぐそばにあります。木の下を見ると折られた枝が何本も散乱しています。そして上、直径3cmほどあるでしょうか、太い枝が折られています
白田貴彦アナウンサー:
クマは木に登って食べたのかもしれません。全体としては、赤い実がほとんどなくなっていて、食べ尽くしたなという印象です
12日午前9時ごろ、村山市白鳥のサクランボ畑で、木の枝が折られ食い荒らされているのを、畑を所有する70代の男性が見つけた。
被害に遭ったのは、収穫前の「佐藤錦」約30kg。
畑にはクマのものとみられる爪痕やフンが残されていて、フンの中からサクランボの種も見つかったことから、警察はクマによる食害とみている。
けがをした人はいなかった。県内のクマによるサクランボの食害は、今シーズンこれが初めてとなる。
被害に遭った園地の周辺では5月下旬にクマの出没が確認されていて、回覧板や看板で注意が呼びかけられていた。
(さくらんぼテレビ)