世界フィギュアスケート選手権が開幕。

大会3日目の3月24日(金)は、女子フリーとリズムダンスが行われる。

23日に行われたペアフリーでは、三浦璃来・木原龍一組が合計222.16点で自己ベストと今シーズン世界最高得点を更新して金メダルを獲得。さらに、日本勢初となる年間グランドスラムも達成した。

大会初日の女子ショートプログラムは、今シーズン世界最高得点の79.24点をマークした坂本花織が1位、三原舞依が3位、渡辺倫果が15位発進となった。

リズムダンスに出場する村元・高橋組は、2022年の世界選手権は16位だった。今大会では「トップ10入り」を目標に掲げる。

日本の最高成績は2018年の村元哉中/クリス・リード組がマークした11位。「トップ10」に入ることは、日本の歴史を変えることにもつながるのだ。

公式練習を行った村元哉中・高橋大輔組
公式練習を行った村元哉中・高橋大輔組
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また高橋自身は、2007年にさいたまスーパーアリーナで行われた世界選手権にシングルで出場。このとき、高橋は日本男子シングル史上初めての銀メダルを獲得している。

公式練習を終えた後、高橋は「シングルのとき、初めての世界選手権でメダルを獲ったのが、日本で開催された世界選手権。それ以降、なかなかチャンスもなく、こうやってアイスダンサーとして戻ってくることができたので、自分としては最高の思い出にできるような世界選手権にしたい。悔いの残らないベストな演技をしたい」と意気込んだ。

最後は笑顔で終われるように

――練習して、今の気持ちはどうですか?

村元:

会場に足を踏み入れたときは「やっと始まる」と思いました。大会に向けてたくさん練習してきましたし、自信を持って臨みたい。

――思い出のリンクはいかがですか?

高橋:

久しぶりの日本開催の世界選手権なので、僕自身楽しみにしてきた。やっとここまで来たんだなと実感が湧いています。

――仕上がりはいかがですか。

高橋:

本番はなってみないとわからないですが、十分に練習してきたので、自分たちの中では仕上がっているという気持ちでいます。

――目標に「トップ10入り」を掲げていますが、自信はどうですか?

高橋:

相当難しいことなので、目標として掲げているのは正直100%ベストな演技をしないと、そこに行く立ち位置に行けないくらい厳しいところ。そこはあまり考えずに自分たちのベストを尽くすところに集中したい。

――世界選手権、どんな大会にしたいですか。

村元:

今シーズン、目標の全日本選手権を優勝して、この世界選手権のチャンスをつかんだ。昨シーズンの世界選手権は自分たちの力を100%出し切れなかったので、今回は自信を持って納得のいく演技と最後は笑顔で終われるように頑張りたい。

高橋:
悔いの残らないような、演技をしたい!

3月25日(土)は、男子フリーとフリーダンスが行われる。

世界フィギュアスケート選手権
■3月24日(金)午後6時30分~9時52分
女子フリー・リズムダンス
■3月25日(土)午後6時30分~9時30分
(※午後6時30分~7時 関東ローカル)
男子フリー・フリーダンス
■3月26日(日)
深夜0時30分~1時30分※関東地区ほか
エキシビション
■3月28日(火)
深夜3時10分~4時10分※関東地区ほか
ペア&アイスダンス
https://www.fujitv.co.jp/sports/skate/world/index.html

フィギュアスケート取材班
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