2022年元日、成年皇族としての初のご公務を終えた愛子さま。
この時の装いについて、あることが話題になりました。

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実はこれが愛子さま記念すべき初帽子姿でもありました。
よく見ると、帽子には花の飾りがついているようです。

花の飾りは愛子さまの“お印”

重要な意味があるという帽子につけられた花について、「FNNプライムオンラインSP みんなが“ポチった”ニュースな出来事ランキング2022」は、この帽子のデザイナーの平田欧子さんに話を聞きました。

帽子デザイナー・平田欧子さん:
お洋服が割とシンプルだったので、シンプルなトーク(筒形の帽子)でもよろしかったんですけれども、お花をつけてもよろしいんじゃないでしょうか?というご提案をして、(愛子さまが)「それも良いですね」という感じでお付けすることにしました。

花飾りのアイデアに愛子さまは喜ばれていたそう。
さらに花の種類にも秘密がありました。

帽子デザイナー・平田欧子さん:
愛子さまのお印であるゴヨウツツジがいいかなと。

愛子さまのお印、ゴヨウツツジ。“お印”は、皇族方が身の回りのものなどにつけるシンボルマークのこと。愛子さまが慣れ親しんだ花がモチーフになっていました。

フジテレビ社会部・宮内庁キャップ 宮崎千歳:
昔は立場の高い方は、持ち物に名前を書かない風習があったといわれていて、持ち物とかを識別するためのシンボルマークみたいなものとして“お印”というのが一人一人にあって、お花の名前だったり、木の名前だったり、雪という方もいらっしゃったりするんですけど。

(関連記事:愛子さまはゴヨウツツジ 皇室の「お印」とは?由来と意外なエピソード

実は平田さんは、他にもある記念すべき帽子を手がけています。
それが、2019年5月4日、雅子さまが皇后になられて初めての一般参賀で着用されていた、ひわ色の帽子です。

見どころその1「洋服とのリンク」

これまでも、雅子さまの帽子を数多く手がけてきたという平田さんに帽子と衣装のデザインにスポットをあてて紹介してもらいました。

11月13日、雅子さまが地方公務でかぶられていた帽子。鮮やかな青いリボンが印象的です。

帽子デザイナー・平田欧子さん:
元々はうちの帽子じゃなかったんですけれども、何度も手直しをしているものです。
 

手直しを重ねてきた帽子。この時は、スーツの襟元の曲線に合わせ、波打つようなリボンに付け替えられました。
 

そして、この青いスーツは1995年、雅子さまの32歳の誕生日映像でもお召しになっていて、長く大事にされているようです。洋服と帽子の“リンク”に注目です。

見どころその2「おとなのかぶり方」

帽子を目深にかぶられることの多い雅子さま。

帽子デザイナー・平田欧子さん:
すごく大人のかぶり方。
帽子の形がすごくキレイに見えるという部分と、全体的にコーディネートとして見ると、その方が美しくまとまると思います。

平田さんによると、帽子は浅くかぶると若い印象に。
一方、雅子さまのように目深にかぶると大人な印象に、帽子の形もしっかり見えます。

来年はどんな帽子でお出ましになるのでしょうか。かぶり方にもデザインにも注目です。
 

(「FNNプライムオンラインSP みんなが“ポチった”ニュースな出来事ランキング2022」12月26日放送分より)

プライムオンライン編集部
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