長野県民に長く愛されている牛乳パン。長野市信州新町の道の駅が期間限定で販売したのは、地元のパン店に特注した特大サイズの牛乳パン。「売り切れ御免」の人気ぶりだった。

通常の3倍! ジャンボ牛乳パン

レトロなパッケージでおなじみ、ふわふわのパンで素朴な甘さのクリームをサンドした「牛乳パン」。県内の多くのパン店が販売する「信州のご当地パン」と言える商品だ。

牛乳パンは「信州のご当地パン」(資料)
牛乳パンは「信州のご当地パン」(資料)
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長野市信州新町の道の駅。客が思わず足を止めたその先にあるのは…。

客:
あら、すごい大きいわね

客:
でかいパンだなあ、ジャンボ…

(記者リポート)
この道の駅でも人気の牛乳パンですが、今回期間限定で発売されたのはこちら、通常の3倍のサイズのものが発売されました

記者リポート・ジャンボ牛乳パンと通常サイズの牛乳パン
記者リポート・ジャンボ牛乳パンと通常サイズの牛乳パン

その名も「ジャンボ牛乳パン」(500円)。11月19日から土日・祝日限定で販売された。

道の駅 信州新町・高山隼主任:
皆さんに来ていただく一つのきっかけとして、人気の牛乳パンを目を引く商品にできないかと

(記者リポート)
重量感がありますね。クリームもずっしり詰まっていて、一人でこれ食べたら、かなりお腹いっぱいになっちゃいますね

はじめは「こんな大きいパン、誰が食べるの?」

矢嶋製パン(長野市信州新町)
矢嶋製パン(長野市信州新町)

パンを作ったのは、信州新町で70年以上続くパン店「矢嶋製パン」だ。モチモチした生地とあんこのバランスが絶妙な「あんぱん」をはじめ、「頭脳パン」や「コーヒーサンド」が地域住民に長く愛されている。

もちろん、牛乳パンも人気商品の一つ。その特大サイズを作ってほしいと道の駅から依頼された。

矢嶋製パン・矢嶋章一社長:
3倍ですね、市販のものより。「こんな大きいパン、誰が食べるのか」って実際思いました

矢嶋社長、首を傾げながらも作ってみることに。

製造工程を見せてもらった。
まず、40センチ×30センチ四方のパンを焼き上げ、上下二つに切る。

クリームをたっぷり塗って…
クリームをたっぷり塗って…

クリームをたっぷり塗ってパンで挟み、8等分すれば通常サイズの出来上がり。ジャンボサイズはその3倍の大きさに切り分けたものだ。

矢嶋製パン・矢嶋みどりさん:
通常より大きいので、パンが柔らかいため折れないように作業するのが大事

飛ぶような売れ行き 長野県民は牛乳パン好き!

袋詰めされた牛乳パンは早速、道の駅へ。売り場に出すと…。

この日は1時間ほどで完売
この日は1時間ほどで完売

楽しみにしいてた客もいたようで、飛ぶように売れていった。

客:
かなり大きいですよね。食べてみたいなって思った

客:
もろこのまま、豪快に(食べる)。食べがいがあるね(笑)

ジャンボ牛乳パン
ジャンボ牛乳パン

客:
牛乳パン好きですし、今まで何回も来ていたけどなくて、きょうたまたまあったんで。大きさちょっと大きいから(家族が)4人いるもんで、4等分にして

陳列して即完売という日もあったそうで、この日も、1時間ほどで完売した。定番の味に、物珍しさが加わり人気が出たようだ。

矢嶋製パン・矢嶋章一社長:
(予想より)売れました。倍は売れていると思います。直接会社の方に(問い合わせの)電話をいただいているのもありまして、うちで販売しても大きすぎて売れないと思うので、こういう道の駅とかで要請があればやっていきたい

県民の「牛乳パン好き」を改めて証明したジャンボな商品。
好評につき、道の駅では今後もイベントなどの際に販売したいとしている。

(長野放送)

長野放送
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