猛スピードで走る長野市街地に現れたイノシシ。3月18日朝から河川敷を走り回り、住宅街にも駆け込みました。1頭がまだ近くにいるとみられ、市や警察が、注意を呼びかけています。
(カメラマン)
「河原にイノシシがいます」
河川敷の草むらを走る1頭。体長は80センチほど。若いイノシシとみられます。
ここは、山王小学校や長野県庁にも近い長野市の裾花川。
最初の目撃は朝8時前でした。
通行人が、河川敷で土を掘り起こしているイノシシを見つけました。
(記者リポート)
「イノシシの目撃情報があった河川敷です。猟友会などが捜索しています」
通報で駆けつけた猟友会や市の職員が網や盾などを手に追います。
イノシシは追手から逃げるように草むらを上流に向かい、やがて―。
(記者リポート)
「茂みの中にイノシシが隠れているようです」
ササなどが生い茂る場所に逃げ込みました。
すると―。
「こっち行った!」
今度は、来た道のりを猛スピードで駆け戻ります。
そして、水の中に勢いよく飛び込み、川を渡って対岸へ―。
(カメラマン)
「住宅街の方に、イノシシが逃げていきます」
堤防を駆け上がり住宅街へ―。
(記者リポート)
「来た来た来た!こっち来た!撮れてる、撮れてる」
イノシシはNBS社屋の裏に現れ、敷地を横切り走り去りました。
その後は午後3時すぎ、再び川の対岸で目撃。
けが人など被害の報告はありませんが、市や警察が注意を呼びかけています。
市などによりますと、17日から親子とみられる2頭が目撃され、親は山に戻ったとみられます。
春はまだ山に木の実などが少なくエサを求めて人里へのイノシシの出没が多くなります。
長野市内では2025年度約800頭を捕獲。この春は動き出しが早いということです。
午後5時頃にもイノシシはNBS近くの住宅街から姿を現し、再び裾花川の河川敷へ。
しばらく周りの様子をうかがい、座り込んでじっと動かなくなりました。
(リポート)
「今、イノシシが川岸で休んでいるのがわかります」
警察や市は、目撃したら「刺激せず、ゆっくり後ずさりしてその場を離れるよう」呼びかけています。