栃木県・那須岳の斜面にある『殺生石』と呼ばれる大きな石。その石がなんと、真っ二つに割れてしまったといいます。

国の名勝に指定されている『殺生石』。那須町観光協会によると、割れた時期や原因は分かっていませんが、ひびが入って自然に割れた可能性があるということです。

この『殺生石』は、ただの石ではありません。

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ガイド歴12年 菅原正晴さん
殺生石は九尾の狐が退治されて石になったんです。(九尾の狐の)怨念が残っていて毒気を出して…

平安時代に大陸から渡来したという「9本の尾を持つキツネ(九尾の狐)」。

そのキツネが、女性に化けて鳥羽上皇を殺害しようとしたところ、陰陽師に見破られ那須野に逃げるも、その後退治されて石に。石が放つ毒気で多くの生き物が命を落すと信じられたため「殺生石」と名付けられたという伝説があるのです。(※諸説あり)

その『殺生石』が割れたことでSNSでは「九尾の狐の封印が解かれたか…」「不吉の前兆だぞ」などと、話題になりました。

平安時代から“伝説”がある『殺生石』の突然の現象。今後の対応は、協議して決めるということです。

(「めざまし8 NewsTag」3月8日放送より)