「天皇杯は負けたら終わりという一発勝負なので、120%出し切りたい」
前回王者の川崎ブレイブサンダースの新キャプテン・藤井祐眞(29)は闘志を剥き出しにした。
この記事の画像(5枚)バスケットボールの天皇杯4次ラウンドが1日に行われ、川崎は70-58で富山グラウジーズを下した。川崎の佐藤賢次ヘッドコーチ(41)は「第2クオーターの守備」を勝因に挙げた。
その守備をけん引したのが藤井。「2Qにすごくいいディフェンスができた」とマッチアップした富山のPG宇都直輝(30)にしつこいディフェンスで食らいつく。13センチも背の高い宇都に当たり負けしないディフェンスを展開した。
さらには富山のエース、ジュリアン・マブンガ(31)からもスティールを奪うなど、堅守でこのクオーターをわずか6失点に防いだ。
守備能力が買われホーバスJAPANにも召集された藤井。27日の中国戦でもホーバスHCの目指す「しつこいディフェンス」を体現して見せた。代表戦から天皇杯までの間隔が短く疲労も懸念されたが、「むしろもっと動きたい」と佐藤HCに伝え、26分の出場で11得点。この試合のMVPに輝いた。
新キャプテンとして挑む天皇杯。
「一発勝負で負けられない試合だった。自分の持ち味であるディフェンスができた」。
川崎は来年1月5日に準々決勝でアルバルク東京と対戦。藤井が持ち味の堅守を武器に天皇杯連覇に挑む。
【天皇杯天皇杯全日本選手権4次ラウンド】
川崎ブレイブサンダース70-58富山グラウジーズ
とどろきアリーナ
シーホース三河69-78信州ブレイブウォリアーズ
ウィングアリーナ刈谷
大阪エヴェッサ64-79アルバルク東京
おおきにアリーナ舞洲
琉球ゴールデンキングス101-69秋田ノーザンハピネッツ
沖縄アリーナ