スキンヘッドに口ひげを蓄えた男。10月27日、殺人の罪で起訴された会社役員の松成英一郎被告(54)。

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起訴状によると、松成被告は2021年4月、福岡・うきは市浮羽町の駐車場で、西村一敏さん(当時64歳)を車で何度もひき、殺害したとされている。
集合写真で和やかな表情で並ぶ松成被告と西村さん。2人は、10歳年が離れた甥と叔父の関係だった。

「事故死」に見せかけ殺害か

西村さんの死後、松成被告は西村さんにかけていた生命保険金約1,500万円を受け取っていて、事件の直前には自動車保険の金額も増額していたことがわかっている。

西村さんが、生命保険に加入した経緯を知る親族は…

西村さんの親族:
もし、一敏さんに何かあった時には、という話になって。一敏さんの保険を一本、俺の名前で入れていいかという話になって…。英一郎のこと信用しとったし

西村さんの勤務先を斡旋していた松成被告。保険金も肩代わりするということから、親族は松成被告の「親切心」だと信じて疑わなかった。

西村さんの親族:
かずさん!いつも「何があったんか」って聞くんよ、かずさんに。「かずさん何があったんか」って

死亡した西村さんは当時、国道沿いの閉店した飲食店の駐車場で車の下敷きになった状態で見つかった。車のボンネットが開き、懐中電灯などが傍に落ちていたことなどから、警察は松成被告が「修理中の事故死」に見せかけたと見ている。

目撃者:
ここに変な車が止まっとったけん、ここは(車は)入られんとって、いつも。で、人間がぽろっち、出とった

これまでの捜査で、松成被告からの着信の直後、西村さんが勤務先の運送会社を後にしたこと。犯行時間と見られる午後8時以降、現場に松成被告の車と西村さんの車があったことから、警察は松成被告が西村さんを事件現場に呼び出し、車で殺害したとみている。

警察に対し、松成被告は逮捕前…

松成被告(取材メモより):
現場には行ってない

事件とは関わりがないことを説明し、取り調べでは一貫して黙秘を続けている。西村さんの死後、松成被告が受け取った1,500万円もの大金の使い道は明らかになっていない。

ある捜査関係者は…

捜査関係者(取材メモより):
松成被告のギャンブルの一回の賭け金は十数万円。金遣いは、かなり荒かった

葬儀場で「あっぱれ!あっぱれ!」

これは取材班が独自に入手した火葬場での写真。西村さんを見送る松成被告の後ろ姿が映っている。故人との「最後の別れ」を惜しむ場。
しかしこの時、松成被告は大声で思いもよらない言葉を発している。

松成被告(取材メモより):
一敏!あっぱれ!あっぱれ!みんな、あっぱれって言ってやれ!

この発言が意味することとは?
警察は、松成被告が生命保険金をだまし取った詐欺の疑いでの立件も視野に捜査を進めている。

(テレビ西日本)

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