宇都宮ブレックスは8日、本拠地ブレックスアリーナ宇都宮で川崎ブレイブサンダースを77-68で下し、3戦目で今季初白星を挙げた。

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昨季は地区優勝を飾った宇都宮だが、開幕戦でB1初昇格の群馬クレインサンダーズに連日の延長戦の末、まさかの連敗を喫した。群馬戦の敗因に守備を挙げるエースの比江島慎(31)は試合後、「激しいディフェンスから相手のリズムを狂わせて、速い展開に持っていく僕たちのスタイルをきょうは体現できた。こういったゲームを続けていきたい」と初勝利に安堵の表情を浮かべた。

この試合、比江島は3本の3ポイントシュートを含む13得点をマークした。さらには鮮やかなノールックパスで味方の得点を演出するなど、6つのアシストでも魅了した。また、激しい1対1のディフェンスで川崎の24秒ショットクロックバイオレーションを誘えば、ブロックショットで相手シュートを阻むなど守備でも光った。

比江島は「体が勝手に動くくらいの感覚で今はやれているので、経験や予測力が身に着いてやれている」とディフェンス面での成長に手応えもつかむ。

昨季は平均70.8失点と堅守を誇る宇都宮。チームとしても、マンツーマンとゾーンの“チェンジングディフェンス”で守り方を変え、川崎のオフェンスを惑わせ、リズムを崩した。

「僕らはオフェンスのチームじゃないし、ディフェンスからリズムを作ることをやってきた。激しいディフェンスから相手のリズムを狂わせて、速い展開に持っていくのが僕たちのスタイルで、強豪相手にそれを体現できた。こういったゲームを続けていきたい」。

今夏、東京五輪で日本代表として世界を相手に戦った比江島慎は「日本代表でディフェンスが大事だとわかった。まずはディフェンスでリズムを作ることが大切」と改めて語る。

世界で戦った経験を糧に、比江島が堅守でチームをリズムに乗せる。

宇都宮ブレックス77-68川崎ブレイブサンダース
(ブレックスアリーナ・1891人)

記事 332 加藤忍

早稲田大学卒業。フジテレビ入社。スポーツ局すぽると!ロッテ担当、ヤクルト野球中継などを経て現在は報道局兼スポーツ局。