代表候補18人から最終メンバー12人へ。生き残りをかけたラストサバイバルがスタートした。
東京五輪に開催国枠で出場するバスケットボール日本代表は23日、イランとの強化試合(宮城・セイスイハイムスーパーアリーナ)に85-57で快勝。3連戦を白星スタートとした。
世界ランキング42位の日本は同23位と格上のイランに対し、前半から代表屈指のスコアラー比江島慎(30・宇都宮ブレックス)が果敢なドライブから次々とレイアップを決めるなど、46―32で折り返す。
後半もアグレッシブなディフェンスで相手をリズムに乗せなかった日本。日本国籍を取得したギャビン・エドワーズ(33・千葉ジェッツ)がチーム最多となる21得点7リバウンドをマークすれば、4本の3ポイントシュートを決めた安藤周人(27・名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)と、フィールドゴールを高確率で決めた比江島が16点で並び、金丸晃輔(32・シーホース三河)も14得点。シューター陣が代表生き残りへアピールを繰り広げた。
3ポイントの雨を降らせた安藤は「チーム全員が出だしからディフェンスでアグレッシブにプレーできた。アジアカップ予選でシュートに迷いが出たので、きょうは迷わずシュートを打とうと決めていて、それが結果につながってよかった」と振り返った。
日本の指揮をとるフリオ・ラマス監督は「選手が40分間しっかり戦い続けてくれた。オフェンスではシュートの成功率が高かった。まだイランとの試合を控えているが、今日の試合は今日で終わりで次の試合は新しい挑戦となる。まだ改善する部分は多いので、五輪に向けていいチーム作りをしていきたい」と総括した。
日本85-57イラン