豚足やラーメン、煮込みまで…こんなものが自動販売機で コロナ禍で利用者増加【熊本発】
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豚足やラーメン、煮込みまで…こんなものが自動販売機で コロナ禍で利用者増加【熊本発】

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コロナ禍で苦境に立たされている飲食店や小売店の新たな販売戦略として、需要が高まっている自動販売機。
熊本県内の「こんなものまで買える自動販売機」を紹介。

豚足とモツ煮込みが買える自販機

熊本市北区の西里地区。
県道沿いに車を走らせると、居酒屋の軒先で自動販売機を見つけた。

ーー何を買われたんですか?

買いに来た客:
豚足です

この記事の画像(19枚)

ーーいつも豚足を買われるんですか?

買いに来た客:
いや、初めて来ました

ーー何で知られたんですか?

買いに来た客:
娘が何かの情報で(知って)

1982年創業、自慢の博多風焼き鳥や豚足で人気の居酒屋・西乃里。
地域の味として多くの客に愛されてきたが、38年目の2021年はコロナ禍で苦戦を強いられている。

居酒屋「西乃里」代表・田尻幸男さん:
今(コロナで)こういう状況だから、コロナで店に入ってくるお客さんもおらっさんですけんね

元々持ち帰りメニューには力を入れていたが、店主の田尻さんは感染拡大の長期化を見据え、自動販売機の設置を決意。スタッフと試行錯誤しながら看板メニューの豚足、そしてホルモン煮込みを真空パックに詰めた商品を開発した。

西村勇気アナウンサー:
24時間の豚足自動販売機ですね。下にはホルモン煮込みがあります。パンの自動販売機みたいに動きます。しっかり冷たいですね。冷たい状態で2個入りで、ドレッシングまで付いてます

炭火で焼き上げたボリューム感ある豚足2個に、レモン味のドレッシングが付いて税込み650円。電子レンジで1~2分温めると外はパリッ、中はとろ~りアツアツ。西乃里自慢の味が見事に再現されている。

一方のもつ煮込みは、鍋で軽く温めなおしてネギを添えながらいただくと、しっかりしたみそ味でお酒が進みそう。

写真は2人前

居酒屋「西乃里」代表・田尻幸男さん:
1日何十台も(車で)買いに来られますよ。店のお客さんより自動販売機のほうが(多い日もある)

今後は手作りピザを自販機に導入する計画もあるということで、持ち帰りのメニュー開発にさらなる熱が入りそう。

男性客も買いやすいお菓子の自販機

お腹が満たされても、なぜか食べたくなるのがスイーツ。
熊本市中央区の浄行寺交差点そばにある「トミーズ・ショートブレッド・ハウス」に設置されているのは、お菓子の自動販売機。

オーナーの熊本市出身のウィルソン ユキさんは、ヨーロッパ各地でお菓子作りを学び、イギリスの権威あるデザートコンテストで受賞した経験もある国際派のパティシエ。

帰国後、2005年に店をオープン。お菓子は熊本の食材を使って、イギリスの家庭の味を再現した素朴な甘味が特徴。
そんなお店のかわいらしい入り口の横に、2020年12月に設置されたのが「スイーツベンディング」、お菓子の自動販売機。

ウィルソン ユキさん:
以前から海外で面白い自動販売機があるのを見ていて、いつか設置したいなという構想はあったんですけど、今回コロナがきっかけで設置することにしました

自動販売機では、イギリス伝統のお菓子「スコーン」や、店の人気ナンバー1「ショートブレッド」のほか、パウンドケーキなど20種類を販売している。

お得なアウトレット商品に、ギフト用、そしてラッピングの袋まで揃っている。
支払いは、現金のほかキャッシュレスにも対応。
さらに、人の目を気にせず購入できる目隠し用のパネルまで設置されている。このようなうれしい心遣いが好評で、男性の利用も増えているという。

オーナーの長年の思いが思わぬ形で実現したお菓子の自動販売機。
ホッと一息つきたいときの心強い味方になりそう。

レンジで簡単 ラーメン屋の自販機

2021年2月、玉名市に全国でも珍しい冷蔵保存のラーメンの自動販売機が登場した。
すっきりとした味が自慢の豚骨ラーメン店「麺屋いっぽう」が設置したもので、豚骨ラーメンや担々麺など5種類が販売されている。

店主の森一法さんは「インパクトのある面白いことをしたい」と、実は新型コロナが流行する前から自動販売機を置きたいと考えていた。

麺屋いっぽう店主・森一法さん:
どうしたら電子レンジを使って店の味に近づくか、試行錯誤しながらできたのがこの一杯です

お湯は使わず、電子レンジで温めるだけ。その場で温めて持ち帰ることもできる。

税込み670円の豚骨ラーメンは、濃厚さがありながら後味はさっぱりとしたスープとなっている。
商品の補充は1日に4回ほど行い、売り上げは平日は80食、土日は100食を超え、店内での提供数に迫る人気ぶり。

麺屋いっぽう店主・森一法さん:
高齢者や妊娠している人など外出を控えている人が多いみたいで、その方にお父さんやお孫さんが持って帰ったり、誰かが誰かのために持って帰ってあげるということで、おいしさが増しているようで喜んでもらえているという声をよく聞きます

今後は季節に合わせたメニューも販売したいと考えているそう。

(テレビ熊本)

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