Bリーグ王者を決めるプレーオフのチャンピオンシップ準決勝第3戦(2戦先勝方式)で、千葉ジェッツ(東地区2位)が琉球ゴールデンキングス(西地区1位)を89-71で下し、通算2勝1敗で決勝進出を決めた。

大一番での「勝ちたい気持ち」

「昨日は勝ちたい気持ちが琉球の方が勝っていた。アウェーの僕らが勝ちたい気持ちで勝らない限りは絶対にファイナルはいけないぞ」千葉の大野篤史ヘッドコーチ(43)は大一番を前に選手にこう檄を飛ばしたという。

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「前歯2本折れた」気迫のプレー

千葉は第1クォーター開始3分半、ジョシュ・ダンカン(35)が3ポイントシュートを放つも、リングに嫌われる。転々とするルーズボールに佐藤卓磨(26)が果敢にダイブ。「前歯2本折れた。でも勝つことに比べたらどうでも良い」と「勝ちたい気持ち」を体現する。この気迫あふれるプレーが味方の気持ちに火をつけた。ダンカンがこのクォーター9得点を挙げ、21-18と僅差で先行する。

第2クォーター中盤、千葉はシャノン・ショーター(31)の連続3ポイントシュート、キャプテンで司令塔の富樫勇樹(27)のジャンプシュートなどで得点を重ねる。琉球もこのクォーターで5本の3ポイントシュートを沈め追いすがるが、勝負どころで佐藤が田代直希(27)のシュートを阻むなど守備の激しさは終始変わらない。

お互いに譲らず競り合いが続く中、千葉は43-44で迎えた第3クォーターに抜け出した。富樫が持ち前のスピードでで相手の守備をかき乱し、外でフリーになった原修太(27)や五輪日本代表候補のギャビン・エドワーズ(33)が3ポイントシュートを決めた。

何とか食らい付きたい琉球だが、後半は3ポイントシュート15本すべて失敗と、流れを手繰り寄せることができない。
対する千葉は最終クォーターに控えのコー・フリッピンが自慢の身体能力の高さで怒涛の3連続得点を挙げ、勝負を決めた。

悔しさ忘れず悲願の初優勝へ

29日から横浜アリーナで行われる決勝で初優勝を目指す千葉は、2度目のリーグ制覇を狙う宇都宮ブレックス(東地区1位)と対戦。「もう一度決勝に戻って、優勝しないといけないというプレーが続いて勝てた。決勝で負けた悔しさは全員忘れていない。あと2勝をチームみんなで獲るだけ」と富樫。2季連続で準優勝に終わった悔しさを胸に、まだ見ぬ「てっぺん」に挑む。

琉球ゴールデンキングス71-89千葉ジェッツ
(沖縄アリーナ・4,075人)