私はモバイルバッテリーやLEDランタンを別に用意しています。その分、ポータブル電源の電気を冷蔵庫へ回せます。すべてを一台でまかなう必要はありません。
使いたい家電が決まったら、「同時に使うもの」と「それぞれを使う時間」を整理します。
冷蔵庫はつないでおきたいけれど、電子レンジは食事を温める数分間だけ。この違いが、必要な出力と容量を考える手がかりになります。
「止まると困るもの」と「すでにある電気の備え」を確認して使いたい家電を決め、「同時に使うもの」と「それぞれの使う時間」を整理したら、いよいよポータブル電源を選びます。
ここからは、チェックすべき6つのポイントを順に見ていきましょう。
チェックポイント(1)定格出力
まずチェックしてほしいのが、ポータブル電源が継続して供給できる電力を示す「定格出力」です。単位はW(ワット)。同時に使う家電の合計消費電力が、この数字に収まるかを確認します。
家電の消費電力は、本体の表示や取扱説明書で調べられます。電子レンジは、温める強さの「500W」「600W」ではなく、仕様書などにある「消費電力」を見てください。
例えば、冷蔵庫を200W、電子レンジを1300W、電気ケトルを1200Wと仮定します。全部を同時に使うと、合計は2700Wです。
でも、冷蔵庫は動かしたままだけれど、ケトルと電子レンジを同時には使わないなら、この計算例では最大1500Wになります。使う時間をずらせる家電まで全部足して、大きな製品を選ぶ必要はないのです。
私も、家庭のさまざまな家電に使うなら、定格出力「1500Wクラス」を候補にします。そのうえで、自宅で同時に使う家電の合計を確認しています。自宅の家電で計算して1500Wぎりぎりになるなら、同時に使うものを減らすか、もう少し出力の大きい製品を選びます。
また、冷蔵庫やポンプなどは、動き始めに一時的に大きな電力が必要になる場合があります。それに対応するための数字が「瞬間最大出力」です。使えるか判断できなければ、家電の型番を伝えてメーカーへ確認しておいたり、ネットなどで調べておくと、購入後の行き違いを減らせます。
使用目的がスマートフォンの充電と照明が中心なら、1500Wまで必要ない場合もあります。出力の大きさは、使いたいものに合わせて考えましょう。
チェックポイント(2)バッテリー容量
出力が足りていても、長く使えるとは限りません。貯められる電気の量を示すのが「バッテリー容量」です。単位はWh(ワットアワー)です。

