「非常時のために専用の長期保存食を備えるのはハードルが高いですが、実は身近なお店にも備蓄に適した食品はたくさんあります」。
非常食の専門家として全国各地で講演活動を行う神田由佳さんは、その好例として100円ショップを積極的に活用してほしいといいます。
さまざまな食品があるなかで特におすすめしているのが、「あたりめ」、「レモン汁」、「むき甘栗」、「乾燥わかめ」、「グミ」の5つ。
管理栄養士と防災士の資格を持つ神田さんに、その理由を教えてもらいます。
写真・文=神田由佳
特別なものは必要ない
「非常用の食品は、特別なものを買わなければいけない」。
そんなふうに思っていませんか?
私も管理栄養士×防災士として活動する以前は、長く保存できるように工夫されたものなど、非常用に作られた特別な食品を買わなければいけないと思っていました。
ですが、そんな必要はありません。身近なお店にも、非常時の備えとして役立つ食品はたくさんあります。
特におすすめなのが100円ショップです。
100円ショップは、少量の商品を手頃な価格で試せることが魅力です。
「おいしいかわからないものを大袋で買うのは迷う…」というときも、小袋なら手を伸ばしやすくなりますし、専用の長期保存食に比べて、購入時の負担を抑えやすいというメリットもあります。
お店にもよりますが、例えばふだんも非常時も役立つパックご飯は、1パック120〜150gと、女性が食べきりやすいサイズで販売されていることも多いです。
最近では、100円ショップでもバラエティー豊かな食品が並んでいますが、今回は管理栄養士×防災士という視点で、災害食として役立つ5つの食品をおすすめしたいと思います。
おすすめ食品(1)「あたりめ」
私がまずおすすめしたいのが「あたりめ」(するめ)です。

