秋バテを防ぐには食事と飲み物の選び方も大切です。冷たい飲み物のとりすぎは胃腸を冷やして働きの低下につながり、食欲不振やだるさを引き起こします。
旬の食材で栄養を補う
【食事】
・たんぱく質、ビタミン、ミネラルをバランスよくとる
・冷たい麺類だけで済まさず、温かい汁物やたんぱく質のおかずを1品足す
・胃腸が弱っているときは消化にやさしい温かいメニューを選ぶ
・秋が旬の食材を取り入れ、栄養をしっかり補う
特に、疲労回復に関わるビタミンB群、免疫力を高めるビタミンC・E、腸内環境を整える食物繊維や発酵食品をとるようにすると、夏の疲れを引きずりにくくなります。
【飲み物】
・甘い清涼飲料やアルコールは量と頻度を控えめに
・氷入りの飲み物を一気に飲まない
・常温〜温かい飲み物をこまめにとる
また、外出時は直射日光と寒暖差から体を守ることを意識しましょう。
【外出時の注意点】
・日差しの強い時間帯を避ける
・日傘や帽子で直射日光を遮る
・汗をかいたらできるだけ早く着替える
・こまめに水分補給し、屋外活動では適度に休憩をとる
・冷房対策に脱ぎ着しやすい羽織り物を持つ
秋は日中と朝晩の気温差が大きくなるため、特に首元と足元、お腹を冷やさないよう意識すると秋バテの予防にもつながります。
夏の疲れを「持ち越さない」
夏バテからくる秋バテは、「暑さのツケ」が秋になってから回ってきた状態と言えます。原因の多くは自律神経の乱れと胃腸の疲れです。
夏の冷やしすぎや寝不足、栄養不足を放置せず、冷房を上手く使用しながら、胃腸にやさしい食事と良質な睡眠で自律神経を整えましょう。
「何となくだるいけど、そのうち治るだろう」と放置せずに、きょうからできる日常の見直しを積み重ねることで秋をもっと楽に、ご機嫌に過ごせるようになります。
松村圭子
成城松村クリニック院長。広島大学医学部卒。日本専門医機構認定産婦人科専門医。月経トラブルや更年期障害といった不調の治療ほか、サプリメントや漢方、各種点滴療法などによるメディカルケアを行う。主な著書に「女性の悩みはFemtechで解決!オトナ女子のためのカラダの教科書」(宝島社)、「これってホルモンのしわざだったのね」(池田書店)など多数。

