岐阜県本巣市のケーキ店兼住宅で男女3人が死亡した放火事件で、死亡した70歳の男性が事件に関与した疑いがあることが分かった。当時、店では女性店主らによる同級生の集まりが開かれていたが、男性は招待されていなかったとみられる。警察は男性と店主の関係や事件に至った経緯について詳しく調べている。
66歳女性店主のケーキ店が火災
事件が起きたのは、岐阜県本巣市にあるケーキ店「さんらいず」だ。

5日午後9時ごろ、「人が刺された」「ガソリンをまかれて火事になっている」との110番通報が寄せられた。
火災発生直後とみられる映像では、建物から立ち上る炎と大量の煙が確認できる。
火災を知る人たちは「ボンボンと何か爆ぜている音はここで聞こえました」「1時間くらいしたら屋根から火柱みたいなのが出てビックリしました」と、当時の状況を語った。

火は通報から約3時間後に消し止められ、建物の中から身元が確認できていない男女2人の遺体が発見された。

司法解剖の結果、男性は腹部を刺されたことによる失血死、女性は急性一酸化炭素中毒死だったことが判明した。

そして、焼け跡からは複数の刃物が見つかったという。

また、駐車場に止まっていた車の中から、岐阜県瑞穂市の会社役員・林寛至さん(70)が、ほぼ服を着ていない状態で発見されたが、搬送先の病院で死亡した。
このほか、2人がケガをしている。
営業後に店主の同級生9人との集まり
火災が起きた建物は、66歳の女性が店主を務めるケーキ店と、住居が一体となっていた。
店を知る人は「ケーキですよね、ケーキが専門なんで。いろんなケーキを一生懸命作ってらっしゃったんで。お店は人気ありました」と話す。
店主の女性を知る人たちは、その人柄について次のように語った。
店主を知る人:
(店で)イベントがあると、オーナーさんがご近所に「車が来るんでご迷惑掛けます」とか言ってお菓子を配ったり、ガードマンさん配置したり、そういうことに気を使っていた。
店主を知る人:
本当に優しい方で、本当に何にも問題なくケーキ屋さんも地元で人気があって利用してたので、そんな事件になることなんて一切なかった。

捜査関係者によると、出火当時、ケーキ店は営業終了後、店主の女性が中学時代の同級生9人と集まっていたという。

しかし、この集まりには死亡した林さんは招待されていなかったとみられる。
死亡した林さんと女性店主は「恋人かな」
なぜ招かれていない林さんが現場にいたのか。
イットの取材に対し、店主の女性と林さんを知る人は、2人の関係を次のように話す。

店主と林さんを知る人:
恋人かな。何年も前から「付き合っているな」というのは分かる。普通にお付き合いしていたから、息子娘公認の。でも「結婚はしない」って言っていた 遺産相続とかあるから。(Q.林さんはどんな人物?)普通にいい人だった。私らに対して何もないし。気分いいと余分に「お釣りはいい」とか置いていくし、めっちゃきっぷのいい人やったよ。自治会長を今やっているので町内の。面倒見はいいよね。

警察は、林さんが発見された際の状況などから事件に関与した疑いがあるとみて、自宅を家宅捜索するなど全容解明を進めている。
(「イット!」9月7日放送より)

