西之表市下西地区で進む自衛隊宿舎建設をめぐり、地中から大量のごみが見つかった問題で、市議会は廃棄物混じり土の処理費用を盛り込んだ一般会計補正予算案を賛成多数で可決した。八板俊輔市長は「宿舎の建設が計画通りに進むよう国、防衛省と調整を続けていきたい」と述べ、工事再開への意欲を示した。
かつてのごみ処理場が自衛隊宿舎の建設予定地に
下西地区の建設予定地は、馬毛島の整備に関連して10階建て自衛隊宿舎が計画されている土地だ。もともと1960年代にごみ処理場として使われていた市有地であり、2022年に防衛省へ2260万円で売却された。
ところが、土地の整備を進める中で地中から大量のごみが発見され、2024年11月から工事が中断している。かつてのごみ処理場という土地の歴史が、数十年を経て工事の足かせとなった格好だ。
処理費用986万7000円を市議会が承認
工事再開への道筋をつけるため、西之表市は6月17日、廃棄物混じり土の処理費用986万7000円を盛り込んだ一般会計補正予算案を市議会に追加提案した。

6月26日の最終本会議では、予算委員会委員長の報告に続き、賛成・反対それぞれの討論が行われた末に採決が実施され、賛成多数で可決された。
市長「確信に近いもの、今も変わりない」
可決を受け、八板市長は改めて工事継続への自信を示した。「ゴミ処理の措置を取ることで宿舎建設の継続に確信に近いものを持っている」との考えに変わりはないかと問われ、「変わりありません」と即答した。

市としては今後、防衛省と調整を続けながら工事の再開を目指す方針だ。地域住民にとっては、宿舎建設がいつ、どのような形で再開されるかが引き続き注目される。
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