京大病院は先月、50代女性の脳腫瘍の摘出手術で、腫瘍の無い部位を摘出し、脳幹が損傷する医療事故があったと発表しました。

女性は自発呼吸ができない状態です。

京大病院によると、脳の深部である「小脳橋角部」に良性腫瘍が確認された女性(50代)の腫瘍摘出手術で、執刀医は腫瘍と思われる部位から組織を採取しました。

その組織を病理検査したところ「腫瘍が明らかでない」という結果が出たものの、執刀医は「端の組織を検出したので腫瘍が含まれていなかった」と考え摘出を継続。

再度の病理検査でも「腫瘍でない」との結果がでたものの、執刀医は摘出を継続しました。

術後、女性の意識と呼吸が回復しないことからMRI検査を行った結果、摘出するはずだった腫瘍は手付かずの状態で、脳幹の損傷などが判明したということです。

女性は現在も自発呼吸ができず、人工呼吸器による管理が続いていて、京大病院は手術で損傷を受けたことが原因と考えられ、回復の見込みは不明としています。

女性は手術前は通常の生活を送っていたということです。

京大病院は女性の家族に対して謝罪するとともに、「極めて重大な事態と認識し、独立した調査を行い、誠実な情報公開と社会への責任を果たす」としています。

関西テレビ
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