馬毛島整備に絡む自衛隊宿舎の建設が止まったまま、半年以上が経過している。防衛省が「人への健康被害がないか」を確認するため、6月から土壌調査に乗り出すことが明らかになった。
1960年代のごみ処理場跡地で何が起きているのか
鹿児島県西之表市下西地区では、馬毛島の整備に伴い、10階建て自衛隊宿舎の建設が計画されている。建設予定地は、1960年代にごみ処理場として使われていた市有地だ。この土地は2022年に防衛省へ2260万円で売却されたが、整備を進める中で地中から大量のごみが発見された。その結果、2024年11月から工事は中断したままとなっている。

土壌汚染対策法に基づく調査を実施へ
2025年6月15日に行われた西之表市議会の一般質問の中で、防衛省が土壌汚染対策法に基づく土壌調査を6月から実施する予定であることが明らかになった。調査の目的は、地中のごみによって人の健康に被害が及ぶ恐れがないかを確認することだ。

一方で、調査費用を国と西之表市のどちらが負担するかなど、詳細についてはまだ決まっていないという。
市は工事再開に向けて調整を継続
西之表市の八板俊輔市長は、「計画通り現在の場所で建設が行われるように、防衛省と西之表市との間で種々の調整をしているところ」と述べており、現在地での建設を前提に協議が続いている。

土壌調査の結果次第では、工事の今後の方向性にも影響が出ることになる。地域住民の安全確保と、宿舎建設計画の行方が注目される。
【動画で見る▶自衛隊宿舎建設工事巡り 防衛省、6月から土壌調査を実施 地中から大量のごみ発見 】

