8月10日正午ごろ、新潟市西蒲区の角田浜海水浴場付近で「子ども2人が乗ったゴムボートが流されている」と118番通報があった。この事故で13歳の中学1年生の姉と8歳の小学3年生の弟の死亡が確認された。新潟海上保安部によると、3人は遊具のフロートに乗って遊んでいたところ波に煽られて落水したという。
ボート転覆で親子3人が沖合に流される ヘリで救助も娘と息子が死亡
死亡したのは、新潟市に住む中学1年生の姉(13)と小学3年生の弟(8)の2人だ。
10日正午ごろ、新潟市西蒲区の角田浜海水浴場で「子ども2人が乗ったゴムボートが流されている」と目撃した人から118番通報があった。
新潟海上保安部によると、父親と中学1年の娘と小学3年の息子は10日午前10時半ごろ角田浜を訪れていた。
事故発生直前に父親と娘は遊具(フロート)に乗って遊んでいて、息子は波打ち際で1人で遊んでた。その後、父親と娘が乗ったフロートが遊泳区域の沖側へ流され、それを見た息子がフロート方向へ泳いで向かい、父親が息子をフロートに乗せようとした際、波に煽られて3人とも落水したという。
落水後、娘は海面に漂流し、新潟航空基地所属のヘリコプターに同乗した機動救難士によって救助。新潟市内の病院に搬送されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。
また、父親は近くにいた息子を抱きかかえて角田岬付近の岩場に泳ぎ着き、ヘリコプターが2人を救助し、新潟市内の病院に搬送されたが、息子の死亡が確認された。父親は意識があり、会話ができる状態だという。
当時波の高さは30cmほど 遊泳注意のアナウンスも
事故現場を目撃した人は「今、救助に来るので、つかまって待っていてくださいという放送があった。波が強かったので、戻れないのかなと思って見ていた」と話す。

当時波の高さは30cmほどで1mのうねりを伴っていて、角田浜海水浴場では朝から遊泳注意のアナウンスを流していたということだが、事故を受け、アナウンスは“遊泳禁止”に切り替えられた。
「声をかけても反応なく…」3人とも救命胴衣を着用せず
救助の瞬間を目撃していた女性は「みんなで『頑張れ』と必死に声をかけて意識確認をしようと思ったが、どんなに声をかけても全く反応がなく、波に流されてそのまま沈み、浮かびの繰り返しだった」と振り返る。

また、海上保安部によると、3人とも救命胴衣を着用していなかったという。警察や海上保安部などが事故当時の詳しい状況を調べている。

