ちなみに、トマトをミキサーにかけて破砕すると、細胞壁が壊れてリコピンの吸収率が高まります。リコピンの摂取を目的とするなら、市販のトマトジュース、トマトケチャップ、トマトピューレ、トマトソースといった加工品を利用するのも、効率的かつ手軽だと思います。
大玉とミニのおいしい使い分け術
ところで、大玉とミニでは味にも違いがあるのでしょうか?
大玉は、酸味と甘みのバランスがよく、爽やかな味わいが魅力です。濃厚な料理の合間に生で食べると口直しになりますし、サンドイッチやハンバーガーなどにもよく合います。
私は生の玉ねぎとの相性のよさが好きで、中に刻んだ玉ねぎやツナを詰めたファルシや、玉ねぎやカラフルな野菜を細かく刻んで混ぜるチョップドサラダなどをよく作ります。
また、水分が多くジューシーなので、煮込み料理にも適していて、サバの水煮缶と煮込むだけでも美味です。
一方、ミニは大玉よりも糖度が高いのが特徴で、フルーツのように楽しむことができるので、お弁当にもぴったりです。
水分が大玉よりも少ないので、ピザにのせても水っぽくならないのもお気に入りです。そして、今回レシピを紹介するアクアパッツァなどの料理に使うと、大玉よりも濃厚なうま味と甘みを感じます。
「スターマーク」のあるものを選ぼう
さて、店頭でトマトを選ぶ際は、ヘタが緑色でピンとしていて、皮に張りとつやがあるものが新鮮です。お尻に「スターマーク」と呼ばれる放射状の線があるものは、成熟しているとされています。
大玉はスターマークがあるものを選びます。ミニはスターマークが出ないので、ヘタの色が鮮やかな緑色で、実にへこみや傷がないものを選びます。
すぐに食べるのなら赤く熟したものを選びますが、まだ青みが残っていたら、15~25℃の直射日光が当たらない室内で追熟すれば、リコピンが増えて赤く色づきます。
「保存」と「復活」の裏技
保存の際、冷蔵するなら、ポリ袋に入れるか、1個ずつラップで包み、ヘタを下にして冷蔵庫の野菜室へ。
