これまで警報のレベルや名称を巡って、分かりにくいとの指摘も出ていた防災気象情報ですが、28日から新しくなります。

災害対策チーム・粕尾祐介記者とお伝えします。

ポイントは「新しい防災気象情報のポイント」「知っておくべき注意点」の2つです。

――新たな防災気象情報ですが、これまでと何が変わったんでしょうか?

災害対策チーム・粕尾祐介記者:
新たな防災気象情報は、5段階のレベルと色分けによってとるべき行動が分かりやすくなります。自治体が発表する緊急安全確保や、避難指示の警戒レベルとの結びつきを強くして避難につなげることが狙いです。これまでも発表されていた注意報や警報などを5段階のレベルに整理しました。レベル3の警報は赤色、その上に新たにレベル4、紫色の「危険警報」が加わります。そしてレベル5の黒が特別警報になります。レベル5の特別警報が発表された場合はすでに災害が発生している可能性が高い、極めて危険な状況です。新たな情報の対象になるのは河川氾濫・土砂災害・大雨・高潮です。新たにできたレベル4の危険警報は非常に重要な情報になります。

先週、沖縄県で線状降水帯が発生し、土砂災害警戒情報が発表されましたが、28日からはレベル4の土砂災害危険警報に変わります。レベル4の危険警報は避難のラストチャンスです。レベル4までに必ず避難を行うようにしてください。

――暴風や大雪に関する情報は変わらないということですが、これはなぜですか?

災害対策チーム・粕尾祐介記者:
今回、暴風・波浪・大雪・暴風雪などはレベルをつけるなどの変更はしません。過去の事例などから家にとどまった方が安全というケースも多いため、今回はこのような対応となっています。

――2つ目のポイント、新たな防災気象情報は知っておくべき注意点もあるということですが、どんな点ですか?

災害対策チーム・粕尾祐介記者:
河川の氾濫情報については注意が必要です。河川によって情報の発表の仕方が異なります。新たな防災気象情報で河川氾濫情報の対象は約400の洪水予報河川になります。一方で、その他の中小河川などは大雨の情報で発表されます。水位周知河川など規模が小さい河川は水位が上がる予測をすることが難しく、河川氾濫の対象にするにはデータの収集などが必要だということです。2025年9月の大雨で氾濫した東京・品川区の立会川は洪水予報河川ではないので、大雨の情報で警戒を呼びかけることになります。自分が住んでいる近くの川が何の河川に該当するのか、気象庁が発表するどの情報に該当するのか把握しておく必要があります。