23日福岡高裁で開かれた控訴審判決で、水俣病と認められなかった原告らが24日熊本県庁を訪れ、県との交渉に臨みました。
この裁判は、水俣病胎児性患者と同じ世代の60代から70代の男女7人が熊本、鹿児島両県に水俣病と認定するよう求めたものです。
福岡高裁は、23日の控訴審判決で「原告が訴えている症状は他の疾患の可能性があり水俣病に罹患しているとは認められない」として一審の熊本地裁同様、原告全員の訴えを退けました。
24日は原告や代理人弁護士など約20人が熊本県庁を訪問。応対した県の担当課の職員に対し、「患者の救済よりも裁判で勝つことを優先しているのではないか」と
県の姿勢を質しました。
【原告 佐藤英樹代表】
「県は水俣病をどうとらえているのかそれを聞きたい」
【妻・佐藤 スエミさん】
「水俣病の症状を無視して他の病気のせいにして水俣病とは認めないのはおかしい
許せない」「ニセ患者と言えますか、差別しないでください」
【県水俣病審査課 西浦 課長補佐】
「苦痛や訴え、決して嘘だと思っていない。水俣病に罹患しているかの観点で調べ
最終的には罹患していないと判断した。偽りだとは思っていない」
その一方で、県側は原告側からの具体的な質問について「裁判中でありコメントは
差し控えたい」との発言を繰り返しました。