1990年に夏の甲子園に出場した島根県立津和野高校。
その津和野高校が古豪復活をめざして奮闘する中、チームをまとめるのが全国的にも珍しい女子のキャプテン、上田彩葉(いろは)さんだ。
甲子園切符をかけた夏の県大会の前哨戦となる春の大会では、初戦そして3回戦を勝ち、ベスト8進出を決めるなど、飛躍を感じさせる戦いぶりを見せている。
先制許すも…投打かみあい逆転
4月24日、松江市営野球場で行われた3回戦。
大東高校と対戦した津和野は、初回に先制を許したものの、3回表に1番・千葉のタイムリーで同点。
さらに相手のミスも絡み、この回逆転に成功した。
投手3人の継投で相手打線封じる
この日は打線がつながり、6回、7回、8回と、3イニング連続で得点を挙げ、計6得点。
投手陣は3人の継投で、2回以降はスコアボードに0を並べ、大東打線を抑え込んだ。
投打がかみ合った津和野が6対1で3回戦を突破。
ベスト8進出を決めた。
“夏の甲子園”めざし男子硬式野球部で奮闘 主将に就任
津和野を牽引するキャプテンは、チーム唯一の女子選手、上田彩葉(いろは)さん。
地元津和野町出身で、小学校の時に野球を始め、中学まで投手や外野手としてプレーしていた。
選手としての進路を模索する中、規定で公式戦に出場できないことを知りながらも“夏の甲子園”に憧れ、男子硬式野球部への入部を決意。
2025年の新チーム結成時にキャプテンに指名された。
甲子園に2度導いた経験を持つ植田悟監督は、「周りが良く見えている。男子も女子も関係ない、
人間としてどうかと考えた時に、彼女がふさわしいと思った。」と信頼を置いている。
試合を冷静に分析 4強かけた次戦へ意気込み
上田彩葉主将は「ミスもあったけど、それを守備でカバーできて抑えられたのが良かったと思います。でもこのままでは次の試合うまくはいかないので、きょうの結果を次につなげられるように頑張りたいです」と語り、チームを引き締める。
春の県大会は、4月26日に準々決勝が行われ、津和野は島根中央と対戦する。
そして5月1日に準決勝、2日に決勝が行われる。
この大会の優勝校は、5月30日から出雲市の浜山公園野球場で行われる中国大会に出場することになっているが、開催地である島根県はベスト4の4校がその切符を手にする。
ベスト4をかけた準々決勝で、秋の県大会王者と対戦する津和野ナインの戦いぶりが注目される。
(TSKさんいん中央テレビ)
